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四国・山陰新幹線の話を今出すセンスのなさ

政党

自民党の議員連盟「全国新幹線ネットワーク整備財源を考える会」が2日、発足した。現在、建設が予定されている整備新幹線の区間に加え、四国や山陰など全国に新幹線網を広げるための財源を議論し、推進をめざすとしている。

四国・山陰新幹線の建設も推進 自民有志、議連立ち上げ 財源確保へ、朝日新聞デジタル、2022/11/2 19:00
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タイミング今じゃなくない?

もちろん検討するのはいいと思う。基本計画路線は一応法律に基づいて交付されたものであるし、それが撤回されたわけではないのだから。とはいえ、とん挫した都市計画が放置されることはよくあるわけで、結局現実的ではないのはみんな分かっている気がするのだが。

近年になっても四国新幹線整備促進期成会は、動いているわけでそれなりに求めている人がいるのは事実だ。しかしつながるということは人口流出にもつながりかねないわけで大丈夫なのだろうか。まぁ動かしておかないといけない立場もいるだろうが。

財源の確保を国に求めていくって言ったって、それをしていったら止まるだけな気がしてならない。JR四国は新幹線を持っていないどころではなく、在来線の赤字が多い。そもそも鉄道に依存していない地域といえるだろう。

ということは、ほかの手段での交通が行われているはずであって本当に優位性があるのかは疑問である。整備によって失われるものに見合った価値があるのだろうか。

四国東京間の速度比較

四国新幹線整備促進期成会は、四国新幹線+リニア中央新幹線で東京四国3時間以内をアピールする。比較対象は現状の特急を上げている。

でも、その区間って特急で行くのか?6時間特急+新幹線で移動するのだろうか。もちろん場所によってはするだろう。でも6時間かかるのと比べると、飛行機は松山―成田で1時間半だ。成田空港から東京駅までで1時間かかるとしても2時間半だ。保安検査が20分前であることを考えても3時間を切りうる。

そうだ。もはやリニア+四国新幹線と差がないのだ。現状は東京へ行くのであれば飛行機利用をする選択肢が現実的だ。

北海道新幹線は、時間こそ負けているものの一応雪に対して強いという大義名分はある。道内移動は距離があるし、函館と札幌を1時間半でつなぐという点はそれなりに意味があるともいえる。

「4時間の壁」というのも指摘されるのだろうが、東京―広島間や東京ー博多間は乗り換えなしで新幹線が通っているという点がある。促成期成会は岡山乗り換えを想定しているわけで、リニアが大阪まで開業したとしても、大阪、岡山で乗り換えが生じる。

瀬戸大橋は複々線が可能だ、とも言っているが並行在来線を第3セクター化したとき、その在来線は残るのだろうか。

今までの促成会は活動していたんだろうけどなんで今?

地元はそれぞれ動いている。まぁそれはどこでも同じ話だろう。

でも難でこの議連は今できたのだろうか。北海道新幹線の上振れが懸念されているのはそうなんだろうが、「四国や山陰など全国に新幹線網を広げるための財源を議論し、推進をめざす」のは果たして今なんだろうか。

在来線と新幹線が違うのはわかるが、本当にそれはいま議論することなんだろうか。

まぁ一般人が思うタイミングで政治家が考えているようじゃ遅いのはわかるが。

政党自民党
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