後援会であったり、選挙を応援したりするひとは、その人を信頼して応援していると思っていたけど決してそうでもないのかもしれない。
興味がそそられるのは、内容の真相というよりもこの人がなぜ”元”支援者なのか
「11月25日の予算委員会では、運動員買収疑惑のほかにも、秋葉氏が代表の政党支部が旧統一教会の友好団体に会費を支払っていたことや、秋葉氏の〝影武者〟が選挙運動を行っていたという疑惑も取りあげられました」(同前)
影武者疑惑は、昨年の衆院選で秋葉氏の次男が、秋葉氏の名前入りのたすきをかけて街頭活動を行っていたことが、公選法に抵触するのではないかというもの。野党議員が示した写真の男性について、秋葉氏は次男であることを認めたうえで「(影武者は)ほかには1人もいないと、断言していいと思います」と語った。ところが、秋葉氏の元支援者はこう語るのだ。「秋葉さんが選挙で影武者を使うのは、彼が県議だった頃からよく知られた話です。県議時代の影武者は実の弟だった。その後、弟さんとは不仲になったのか、衆院議員に初当選した2005年前後から、弟さんが秋葉さんの選挙を手伝う姿を見ることはなくなりました」
実弟の協力が得られなくなった秋葉氏は、新たな手法を考えだしたという。
「後援会関係者のなかから、秋葉氏と同じように眼鏡をかけている人に〝秋葉2号〟に扮するよう求めたのです。秋葉2号に、選挙カーの助手席から手を振らせて有権者にアピールしていた。秋葉さんは身長180センチ近くありますが、選挙カーに乗りこんでしまえば外から背の高さはわからない。そのため極端に太っていなければ2号になる資格があるということだった。秋葉2号が選挙カーに乗るのは、秋葉さん本人が屋内で個人演説会を行っていたり、自宅で休憩していたりするときです。私の記憶では、少なくとも秋葉4号まで存在していた」(同前)
秋葉復興相のうぐいす嬢が証言「秘書は選挙カーに乗っていない」、FRIDAY DIGITAL、2022/11/28 17:35
と、秋葉4号疑惑を取り上げてるが、この同前がどこにかかっているのかよくわからない。全国紙政治部記者がいっているのか、元支援者がいっているのかよくわからない。
最初の同前は、「全国紙政治部記者」というよくわからない肩書の人物である。2つ目と3つ目は元支援者とする人物なのだろうか。
個人的に気になるところはこの「元支援者」とされる人物がなぜ支援を辞めたかである。そもそも何かしら共感するところがあったから支援を始めたのに対して、ダメな点があったからこそ支援を辞めたはずだ。
もちろんこんなような人はどの政治家にもいるのだろうが、この離れていった人がどこがダメかを取り上げればもっとポカは出てくるように思う。
記事にはうぐいす嬢のインタビューも掲載されている
選挙運動費用収支報告書には「車上運動員」として支払われているわけで、支出先に名前と住所は特定されている。このようなインタビューをすることは別にできる話だ。
選挙運動費用収支報告書の閲覧請求は、公職選挙法第192条の規定により、「何人も期間内であれば請求できる」
やらかしていそうな人のものを請求し、見てみることは面白い発見がありそうではある。
ディジタル申請して見れるようになれば楽だけど、そんなことはやってくれないんですよね。情報公開請求すればいいんでしょうけど、こういう地味なことは週刊誌ぐらいしかやってくれない。
それこそ1社ぐらい大手メディアがやってもいいと思うけどね。追い出されるみたいな弊害があるからやれないんでしょうけど。
岸田氏は結局また「説明責任を果たしていくこと」といいつつ「更迭」するのか
結局ほとぼりが冷めることはないだろう。このフライデーの報道が真実であればどうしようもない。
岸田氏は「説明責任を果たしていくこと」というぐらいであれば、選挙運動費用収支報告書等から選挙運動にかかわっている人に話を聞きに行けばいい。どうせ、この大臣の質問で無駄に時間を浪費しているのだ。そのぐらいすればよかろう。
そうして判断すればいい話だ。
本人から話を聞き出せないし、周囲からも引き出せていない。で、結局疑惑は深まり、週刊誌のインタビューでばらまかれる。
別に週刊誌がすべて正しいと鵜呑みにしてはいけないとは思う。しかし、週刊誌に書かれているように車上運動員の住所ぐらい調べればわかるわけで、こんなところで嘘をつく必要はないだろう。
結局のところ、選択権は岸田氏にあるはずなのだ。どうしたいのかは岸田氏が決めるべきだろう。国の長として、政党の長として、部下をどのようにコントロールしたいのか、そこが見えてこないのだ。
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